ファラオの眠る大地・エジプト《U》 2003.9.19〜28  

クレオパトラの愛した街・アレキサンドリア

第1日目 関空〜ソウル〜デュバイ〜カイロ 第2日目 カイロ・エジプト考古学博物館・ムハンマド・アリ・モスク
第3日目 アレキサンドリア・グレコローマン博物館
ポンペイノの柱・カタコンベ
第4日目 ギザ・3大ピラミッド・メンフィス遺跡
サッカラ:階段ピラミッド・ダハシュール:屈曲ピラミッド
第5日目 出:エジプト記・モーセの足跡を辿る・スエズ 第6日目 紅海のリゾートから聖なる街・セントカタリーナ
第7日目 旧約聖書・十戒を授かったシナイ山登山
ベトウィンを訪ねて
第8日目 モーセの泉から泥棒市場・ハーン・ハリ・ハリーリ
ナイル川クルーズ
第9日目 カイロ〜デュバイ〜ソウル 第10日目 ソウル〜関空

ファラオの眠る大地・エジプト《T》《U》《V》《W》《X》《Y》《Z》 画像の上にカーソルを乗せて下さい

サハラ砂漠の中の高速道路 今日はカイロから200km程離れた、エジプト第2の都市アレキサンドリアへ
今朝は何と6時30分にホテルを出発する。一路アレキサンドリアへ向け
サハラ砂漠に伸びる高速道路をひた走る。周りを見れば時折町が見えるが
殆ど砂漠の地平線が続くだけ^0^)途中レストハウスでトイレ休憩、その後

再び走り出す。出発して約3時間後、地中海を望むアレキサンドリアに
到着する。市街地は古い石畳が敷かれヨーロッパの雰囲気?が漂う街。
此処アレキサンドリアはその名にある様にマケドニアのアレキサンダー大王が
紀元前332年にエジプト侵攻後、彼の国の首都として建設された街。
街の中心部に程近いグレコ・ローマン博物館に立寄る。名前の通り
ギリシャ・ローマ時代の収蔵品が約40000点余り館内は年代別に展示され
常時約4000点余りが展示されている。博物館の中には中庭があり全体に
明るく開放的だ。主な展示物にはクレオパトラ7世・カエサル(シーザー)等

プトレマイオス王朝を象徴する人物達の頭部像を見ることが出来ます。
この後ポンペイの柱へ。ポンペイの柱は3世紀ローマのディオクレティアヌス帝の
ために建てられた高さ27メートル、柱回り8メートルの赤色花崗岩製の柱で
諸説あり、元々は神殿跡で400本あった内の1本だとか云われているが
考古学部卒のガイド・サムエル氏曰く、最初から1本だけだったと!!
グレコ・ローマン博物館
ポンペイの柱 小高い丘に立っており此処からアレキサンドリアの町並みが見えます。
此処にも入口には警察官が立っており、中に入ると公園として整備され
階段を上って柱の下に立つとその大きさに驚く。柱の前には同じ赤色花崗岩
(アスワン産出)で出来た3体のスフィンクスがあるが、1体は頭部が欠けている

此処から見る町並みは中心部から少し離れているのか現地の人々の住む
ごちゃごちゃした建物が林立している。狭い街中には路面電車が走り車は
その路面電車を縫うように走っている。信号機は有ってない様な代物で
大きな交差点では警察官が交通整理をしている。聞けば信号など
守らない国民性らしく今では点灯すらしていない。^0^)
駆け足で次の目的地、コム・エル・シュカファのカタコンベ(地下墳墓)に向かう
下町の狭い道を縫うように大型バスは目的地へ。混み合った住宅街の一角に
公園の様に整備されたカタコンベ(地下墳墓)。1900年一人の農夫が行方不明の
ロバを探しているときに偶然見付けたと云われている。残念ながら写真撮影は禁止!!

ガイドブックには撮影okと書いてあったが規則が変わったのかな?
此処はエジプト最大級と云われ、古代エジプトと古代ローマの建築様式を取入れ
1〜2世紀頃造られた。螺旋階段を降りると薄暗く湿っぽい空気が漂い、内部は
増築に増築を重ねたので迷路の様な構造。地上には無造作に石像が点在する
アレキサンドリアの路面電車
アレキサンドリアの路面電車
アレキサンドリアの路面電車・約50年の歴史がある
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
ポンペイの柱の高台からアレキサンドリア市内を望む
レコ・ローマン博物館へはこちらから
お土産売り 昼食はソフィテル・セシル・アレキサンドリアの1階のレストランにて地中海で取れた
スズキのフライにレンズ豆のスープ・エイシ(丸くて平たいパン)にタヒーナ
(白胡麻とヨーグルトのペースト)デザートはとにかく甘くてデカイ、マンゴーゼリー
只折角のスズキがパサパサだ!イスラムの教えで一般のエジプト人はアルコールを

飲まないが、其処はそれ観光客には別^0^)銘柄はサッカラとステラがメジャーなビール
お味は発泡酒に似てるかな?値段は店によって違うが7〜15LEと幅がある。昼食後
地中海に突き出たカイト・ベイ要塞に立寄る。白亜の石の要塞が眩しく輝いている
目の前の地中海は穏やかな表情を見せ、釣り人が糸を垂れ、物売りが忙しく行き交う
さあ今から200kmも離れたギザに3時間掛けて戻る。来た道を戻りながら途中の
レストハウスでトイレ休憩。レストハウスの横にはしっかりと、土産屋の呼込み
何と日本語風に(イ)ラッシャイ(イ)ラッシャイと聞こえる^0^)隣のカセットテープ売りが
バスが着く度に大音量でエジプトポップスを流す、トイレも済ませ(有料50PTです)

ホテルに戻る前にピラミッド傍の貴金属店に立寄る。此処では楕円の枠に自分の
名前がヒエログリフで入ったカルトゥーシュ(ペンダントヘッド)を売っている。此の後
ホテルに戻り夕食の為、市内の中華レストランに向かう店名は唐城。お味の方は
エジプト風?中華料理かな^0^)明日はいよいよ待望のピラミッドエリアだ^o^)
町中にもラクダやロバが
アパートが密集する中 TVリポーター? バスを待つ人 車の隙間を縫って
カイトベイ要塞
カイトベイ要塞・マムルーク朝のスルタン カイト・ベイが15世紀頃建造した要塞
現在内部はモスクと海事博物館に!此処は世界の七不思議の一つファロス島の大灯台があったとされる場所
BC3世紀頃に高さ120m、50km先からも確認出来る程巨大だったと云われている、要塞はその石材の一部を使用している。
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
カイト・ベイ要塞から地中海を望む。視界が良ければ対岸のトルコやギリシャが見えるとか?
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
アレキサンドリアの中心・サアド・ザグルール広場から
アレキサンドリアって?
アレキサンドリアはエジプト第2の都市
地中海に面し人口は約600万人、別名
「地中海の真珠」と称えられています。
カイロの北西約210キロの距離にあり
BC332年にアレキサンダー大王によって
彼の王国の首都として築かれました。
その後プトレマイオス王朝の首都として
クレオパトラとアントニウスとの
激しい恋の舞台でも有名です。
フランス皇帝ナポレオンがこの町を
訪れ世界の七不思議の一つファロス島の
灯台の遺跡を見つけた。


   その他詳しくはエジプト観光局
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