ファラオの眠る大地・エジプト《Y》 2003.9.19〜28  

世界最古の修道院・聖カテ(タ)リーナ修道院・ベドウィンツアー

第1日目 関空〜ソウル〜デュバイ〜カイロ 第2日目 カイロ・エジプト考古学博物館・ムハンマド・アリ・モスク
第3日目 アレキサンドリア・グレコローマン博物館
ポンペイノの柱・カタコンベ
第4日目 ギザ・3大ピラミッド・メンフィス遺跡
サッカラ:階段ピラミッド・ダハシュール:屈曲ピラミッド
第5日目 出:エジプト記・モーセの足跡を辿る・スエズ 第6日目 紅海のリゾートから聖なる街・セントカテ(タ)リーナ
第7日目 旧約聖書・十戒を授かったシナイ山登山
聖カテリーナ修道院・ベドウィンを訪ねて
第8日目 モーセの泉から泥棒市場・ハーン・ハリ・ハリーリ
ナイル川クルーズ
第9日目 カイロ〜デュバイ〜ソウル 第10日目 ソウル〜関空

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カテリーナ修道院 聖カテ(タ)リーナ修道院

聖カテ(タ)リーナ修道院はBC3世紀頃、ローマ帝国から迫害された
キリスト教徒がこの地に建てたギリシャ正教の修道院。
建物は高さ10m〜15m程の高い壁に囲まれ入口には外部からの
侵入に備え上部に落とし口がある。
此れは度々、周辺の民(ベドウィン族)からの略奪を受けた為
BC542年、ローマ皇帝ユスティニアヌスが要塞化したと云われている
その後長い歴史の中、目まぐるしく変わる為政者達の保護を
受けながら貴重な写本やイコン(聖画像)などが伝えられた。
燃える柴

狭い入口を入ると中は迷路の様に!!左に進むと其処には羊を追って
神の山ホレブに入ったとき柴の間に燃え上がる炎の中に神が現れたと
云われる柴がある。BC337年、ローマ皇帝コンスタンティヌスの母
ヘレナ母后がこの燃える柴の周りに、聖母マリアの礼拝堂(燃える柴教会)を
作ったのがこの修道院の始まりである。この柴は今迄に何度も
他の場所に株分けされたが全て枯れてしまい、修道院の中でだけ
今も繁茂している。この柴はこの場所以外では育たないそうだ。

燃える柴
モーセの井戸 モーセの井戸

来た道を戻り入口の少し先にはモーセの井戸がある。
エジプトから逃亡したモーセは、40才の時に此処でミディアンの
祭司の7人の娘達に出会った。娘達が羊に水を飲ませようとした所
石の蓋が重く開けられず困っていたのをモーセが持ち上げ彼女達を助けた。
これがきっかけでモーセは姉妹の1人、ツィポラと結婚した。
モーセは彼らと40年間砂漠で暮らして傷ついた魂を癒したと云われている。
聖カテ(タ)リーナ伝説

聖カテ(タ)リーナはBC294年にアレキサンドリアに生まれたローマ人。
キリスト教から改宗しなかった為に釘のついた車輪で拷問されて殉教した聖女。
彼女の亡骸は天使がシナイ半島の一番高い山に運び去ったと言われていたが
300年後、夢のお告げによって修道僧が遺骨を発見して黄金の棺に安置した。
これが聖カテ(タ)リーナ修道院の名前の由来となった。
内部の天井には〔キリストの変容〕を描いたモザイクがあり、図書室には
最古の6世紀頃のイコン(聖画像)を筆頭に価値の高い150点余りのイコンが
収蔵されている。残念ながら内部は撮影禁止でした。
聖カテ(タ)リーナ教会
修道院のミナレット
ベドウィンのテント ベドウィンツアー

午後3時ベドウィン族の運転する四輪駆動車でホテルを出発するが、この四駆が
相当古くドアもまともに開かないし、しかも運転が荒い^0^)20分程は道路を
走るがその内,道無き道を走りだし10分程でベドウィンテントに到着する。
テントの中にはラクダの毛で織られた絨毯が敷詰められ,ベドウィンの親子が
手作りの楽器で歓迎の歌?を演奏、見学者にコーヒーが振舞われテントの
外では手作りのパンを焼いている。
見廻すと女性の姿は見えない。何でも彼らは他人には自分の奥さんは
見せないそうだ^0^)その後、ラクダに乗ったり、水パイプを吸ったり
(私は吸う格好だけ^0^)現地ガイドがエジプトの歌を歌うパフォーマンスや
最後には参加者で月の砂漠を合唱し、ベドウィンテントを離れる。
帰路には早朝に登ったシナイ山が見える場所で暫し休憩するが
生憎逆光でシルエットだけ^0^)いよいよ明日はエジプト最終日、丁度
今日の午後11時でサマータイムが終わり1時間余分に滞在出来る^0^)
手作りの楽器で
パンを焼く 嫌がる?ラクダに ガイド達の余興
セント.カテ(タ)リーナって?
カイロから南東へ約600km
交通はバスや車で6〜7時間
シナイ半島南部の花崗岩地帯
標高約1500m程の高地にある
見所はシナイ山と聖カテリーナ修道院
ホテルは3軒程、カイロ等に比べ
ホテルの施設は貧弱



   その他詳しくはエジプト観光局
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