ファラオの眠る大地・エジプト《Z》 2003.9.19〜28  

悠久の流れ・ナイル河クルーズ・スーク:ハン・エル・ハリーリ

第1日目 関空〜ソウル〜デュバイ〜カイロ 第2日目 カイロ・エジプト考古学博物館・ムハンマド・アリ・モスク
第3日目 アレキサンドリア・グレコローマン博物館
ポンペイノの柱・カタコンベ
第4日目 ギザ・3大ピラミッド・メンフィス遺跡
サッカラ:階段ピラミッド・ダハシュール:屈曲ピラミッド
第5日目 出:エジプト記・モーセの足跡を辿る・スエズ 第6日目 紅海のリゾートから聖なる街・セントカタリーナ
第7日目 旧約聖書・十戒を授かったシナイ山登山
聖カテリーナ修道院・ベドウィンを訪ねて
第8日目 モーセの泉から泥棒市場・ハン・エル・ハリーリ
ナイル河クルーズ
第9日目 カイロ〜デュバイ〜ソウル 第10日目 ソウル〜関空

ファラオの眠る大地・エジプト《T》《U》《V》《W》《X》《Y》《Z》 画像の上にカーソルを乗せて下さい

地表から炎が・さすが産油国 今日は実質エジプト滞在最終日。此処セントカテリーナから約600km程離れた
カイロまで一気に移動だ^0^)昨夜は疲れから部屋で爆睡する。流石に連日の
強行日程でツアーメンバーの中から体調不良者が出ている。俗に言うエジ下痢か?

水や食事が合わない為か?其れとも連日の暑さで水分の摂りすぎが原因か?
幸い我が家族は誰一人体調不良を訴えない^0^)しかし昨夜蚊かダニに襲われ
手足には無数の痕がつき、非常に痒い^@^)ひょっとするとラクダに乗った時に
貰ったのかも知れない、帰宅してから1ヶ月以上経つが未だに傷跡が残っている。
早朝6時過ぎバスに乗り、一路カイロに向けひた走る。途中検問で現地の警察官?が
パスポートチェックのため乗り込んでくる。やはり未だに紛争の影響が残っているのか
此の後も1カ所検問を通り先日泊まったラス・セドル迄戻った。戻る途中先日通った
時には気付かなかったが、地表から炎が吹き出している。聞けば地表浅くに石油が

産出するそうだ、改めてエジプトは産油国だと再認識する。ラス・セドルのレストランで
昼食を摂り、スエズ迄の途中に出:エジプト記に登場する最初の幕営地、マラの奇跡が
起こったと伝えられる、アインムーサに立寄る。此処はモーセが井戸を掘り神に祈ると
苦い水が甘い水に変わったマラの奇跡の地。12の井戸が残るが今は飲めない。
至る所に検問所が
モーセの井戸・アインムーサで 井戸の横にはベドウィンの親子が手作りのビーズ製品を並べ売っている。
値段を聞いてみると先日のベドウィンツアーの時に売っていたよりも数段安い
ビーズのブレスレットが1個5LE(約100円)先日見向きもしなかった人が

お土産にと沢山買っていた。スエズのアハメッド・ハムディ・トンネルを抜け
カイロに戻ってきたのが午後4時過ぎ。カイロの中心から少し東にある
ハン・ハリーリ(Khan El Khalili)に到着。此処はカイロの人気観光スポット。
現地ではカーン・エル・ハリーリ・スークと呼ばれ、ハンとは隊商宿、スークは
市場の意味。14世紀後半にジャスカル・エル・ハリーリによる、改装工事以降
数回に渡り改修の結果、19世紀には現在のような観光スポットになった。
エル・フセインモスクの前がエル・フセイン広場、その横にハン・ハリーリ

スークの入口にはカフェが立ち並び、大きな声で強引に客引きをしている。
観光客で混雑している狭い路地を進むと、象眼細工やシーシャ(水パイプ)
民族衣装のガラベイヤ、貴金属店、香水の店や香辛料の店等ありとあらゆる
物が所狭しと並べられている。値段は在ってないような物、全て交渉次第だ!!
ハン・ハリーリの入口
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
多くの観光客で賑わうハン・エル・ハリーリ
スタッフの衣装も古代エジプト風 ハン・ハリーリでの観光&お買い物も1時間程で終わり、エジプト最後の夜は
ナイル川でのディナークルーズ。クルーズ船の出航予定は午後7時30分
少し時間があるので先に今夜の宿泊先、ナセルシティにあるソネスタH・カイロに
向かい、荷物を置いて改めてクルーズ船へと向かう。船の乗場はナイル川を

ギザ方面に向かい、橋を渡ったカイロ動物園の前。既に町並みは綺麗にライトアップ
今回のディナークルーズはザ・ファラオズ社のゴールデンクルーズ。入口には
古代エジプトの衣装を纏った門番?が立ち、桟橋にはオベリスクを燃した柱が!
船内は2階建てになっており、古代エジプトをモチーフにした装飾。更に
接客係の衣装も古代エジプト風。船内の中央にはステージもある。
食事はブッフェ形式、飲み物は別料金。クルーズは2時間程。ステージでは
生バンドの演奏やベリーダンス、ぐるぐる旋回し続けながら、何枚も身に付けた
カラフルなスカート状衣装を頭上に振り上げながら踊るスーフィーダンスや
歌謡ショー等が催される間にも、船はライトアップされたカイロの街並を

眺めながら、滑るようにナイル河を進む。クルーズのクライマックスには乗船客を
巻込んでの大ダンス大会。楽しい時間はあっという間に過ぎ、ホテルに帰った頃には
既に午後10時、でも何やらホテルのロビーが騒がしい?見るとウェディングドレスを
着た新婦とタキシードを着た新郎の結婚披露宴の真っ最中^0^)こんな時間なのに
楽団の演奏もある賑やかな披露宴。最終日の夜に珍しい物を見せて貰った^0^)
クルーズ船
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
ナイル河クルーズ・ゴールデン・ファラオズから
ベリー・ダンス
スーフィー・ダンス

ベリーダンス
スーフィーダンス
上記のmovieはWindows Media Playerでのみご覧頂けます。
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
ナイル河クルーズ・ゴールデン・ファラオズから
翌朝5時過ぎにモーニングコール、いよいよエジプトを離れる日が来た。ホテルを6時45分頃出発し、30分程でカイロ空港に到着
帰国便はエジプト発・KE952便で9時15分発だ。無事税関を抜け、出発ロビーへ、少し時間があるので最後のお買い物^0^)
此処カイロ空港では何と自国の通貨エジプトポンドが使えない。飛行機は定刻通り出発し約3時間の飛行でUAEのデュ(ド)バイに
カイロ空港
カイロ国際空港
デュバイ(ドバイ)空港では乗り継ぎの為の時間が2時間。カイロ空港に比べ非常に明るく広々としている。
中東のハブ空港だけあって、24時間稼動している。16時20分ソウル・インチョン空港に向け出発
飛行時間約9時間30分で到着。関空へは9月28日午前7時10分発KE723。関空到着は9時40分
と、ほぼ定刻通り着き税関も無事に通過、荷物を受取り此処で解散となった。
今回お世話になったH社のM内さん、現地ガイドのサムエル、アハメッド両氏ありがとうございました。
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
UAE(アラブ首長国連邦)・デュバイ(ドバイ)国際空港
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エジプトの愉しみ方
通貨 通貨はエジプトポンド(LE)、補助通貨はピアストル(pt)。1LE=100pt。1LE≒20円(2003.9月現在)
エジプトのお金は使い古されたものが多く、銀行で両替する際もボロボロの紙幣をくれたりします。
あまりにボロボロすぎて破れていたりすると、使うとき受け取りを拒否されたりする事もあるので注意が必要です。
もしそういうお金を手に入れてしまったら、セロテープ等で破れを修理してから使えばOK。
ホテルや土産物屋、レストラン等では米ドルも使えることが多く。場合によっては日本円も使えたりします。
米ドルの小額紙幣を持って行くと大変便利だと思います。エジプトポンドは使い残しても再両替出来ません。


バクシーシ エジプトにはバクシーシという習慣があります。本来の意味は豊かな人が貧しい人に分け与える
という宗教的な習慣から来ていますが、実質的にはチップと考えてもいいかもしれません。
写真を撮って貰ったり、撮らせて貰ったりとか、観光地でちょっと案内して貰ったり、
説明して貰ったりとか、ちょっとしたいろいろな場面で「バクシーシ」と云って相手が要求してきたりします。
払う払わないはその人の判断になりますが、払うような場面では相場の額を払うほうがいいかもしれません。
ただバクシーシ欲しさにサービスの提供を強要してくる人もいます、要らない場合ははっきりNO!
と、云って断固とした態度をとったほうが良いでしょう。


写真撮影 遺跡や博物館などでは、写真撮影をするのにお金がかかる場所が数多く有ります。
カメラ(ビデオ)持込み用のチケットを購入します。その場合でもフラッシュ撮影禁止が多いのでご注意。
カメラ代は10LE程度ですが、ビデオとなると100LE程度は必要。
また人物などを撮影する場合、子供たちは概して写真に写りたがったりするのですが、大人には必ず
一言断るようにしたほうがいいです。特に女性は撮影されるのを嫌う人が多いので要注意です。
カメラを向けただけでも大声で「NO!」と怒られたりします。ご注意を!


観光地 ピラミッド周辺には、ラクダ引きがいて盛んに誘いにきます。
しかし悪質な人もいるので注意が必要です。乗る時には事前に値段を交渉しお金は最後に!!
先に金をよこせというようなラクダ引きには要注意です。
一緒に写真を撮ろうとか、写真を撮ってあげようとか言って近づいてくる人がいますが後でお金を要求されます。
此れは警備をしている警官でも、警備員でも後でバクシーシを要求してきます。
其れでも大抵は1、2LE程度でOKなので、それを承知の上でならお願いしてもかまいませんが^0^)


お土産 パピルス          パピルスに古代エジプトの絵柄を描いたものはインテリアとして人気がある
                    しかし、道端や観光地で10枚1000円等で売っている物はバナナの皮製のニセモノ!

香水&香水瓶     ハスの花、バラの花、ジャスミンの花等天然素材。アルコール無添加
                    ガラス製の瓶に小売りしてもらえる。が、壊れやすいので梱包はしっかりと。

象眼細工         アラベスク模様の象眼細工はアコヤ貝を埋め込んだ小箱やコーランを置く台の装飾品に。

エジプト綿        エジプト綿は洗っても型崩れしにくいのが特徴。民族衣装のガラベイヤは暑い夏には大変涼しい
                   Tシャツには古代エジプト文字・ヒエログリフで名前を刺繍するサービスもある

アクセサリー      金銀のアクセサリーは楕円の枠に古代エジプト文字・ヒエログリフで名前を入れてくれる
                    カルトューシュ(ペンダントヘッド)が人気
トイレ 殆どのトイレには、小父さん(小母さん、お兄さん、お姉さん)がいます。
用を足した後、蛇口をひねってくれたり、トイレットペーパーをくれたり、エアタオルのボタンを押してくれたりと
サービスをしてくれますが、チップ(バクシーシ)を要求されます。その場合の金額の目安としては50ptです。
もし小額紙幣がない場合はガムや飴なんかでもOKだったりします。また2人で1LEでもOKです。
何のサービスも受けない場合は、お金を払う必要はありません。


その他詳しくはエジプト観光局
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