ファラオの眠る大地・エジプト《X》 2003.9.19〜28  

聖なる大地の目覚め・シナイ山(2358m)

第1日目 関空〜ソウル〜デュバイ〜カイロ 第2日目 カイロ・エジプト考古学博物館・ムハンマド・アリ・モスク
第3日目 アレキサンドリア・グレコローマン博物館
ポンペイノの柱・カタコンベ
第4日目 ギザ・3大ピラミッド・メンフィス遺跡
サッカラ:階段ピラミッド・ダハシュール:屈曲ピラミッド
第5日目 出:エジプト記・モーセの足跡を辿る・スエズ 第6日目 紅海のリゾートから聖なる街・セントカタ(テ)リーナ
第7日目 旧約聖書・十戒を授かったシナイ山登山
聖カタ(テ)リーナ修道院・ベトウィンを訪ねて
第8日目 モーセの泉から泥棒市場・ハーン・ハリ・ハリーリ
ナイル川クルーズ
第9日目 カイロ〜デュバイ〜ソウル 第10日目 ソウル〜関空

ファラオの眠る大地・エジプト《T》《U》《V》《W》《X》《Y》《Z》 画像の上にカーソルを乗せて下さい

シナイ山登山口 夜空に輝くオリオン座 まだ真っ暗な夜中の2時半過ぎに
バスに乗込み5分程走ればシナイ山
の登山口である聖カテリーナ修道院に
周りは暗いが既に大勢の登山者や
巡礼者が歩き始めている。空一面に
降る様に輝く星々、10分程歩いた所で

ラクダで8合目迄登る組と自力で登る
組に別れ、夫々ヘッ電や懐中電灯の
灯りを頼りに登り始める。
山頂までの道は修道院の裏手からの
階段道(8合目迄、約3750段)と
修道院脇から延びる迂回コースが
シナイ山登山口 夜空に輝くオリオン座

一合目の売店 あるが、ラクダ組と待ち合せるため
迂回コースを登る事になった。
月明かりがなく、時折流れ星が光る
登山道はラクダが登る為、結構広く
緩やかに続いている。が、ラクダと
人が同じ道を歩くのは些か厄介だ

道には所構わずラクダの糞^×^)
脇には客引きのラクダ使いが
日本語で『ラクダは楽だ!!』等と
声を掛けてくるし、周りでは英語
イタリア語・フランス語・ドイツ語
韓国語等が飛び交っている^0^)
二合目の売店
一合目の売店 二合目の売店

道の要所々に飲物等が置いてある売店や
毛布などが置いてある休憩所が在る
団体で登るのでペースは上がらないが
ユックリ・ノンビリ、ラクダを避けながら登る
夏とは云え標高は2000m程、流石に
気温は低い。ウインドブレーカー等の

防寒着は必携。歩き始めて約2時間位で
先行のラクダ組と合流する。一旦集合し
暫し休憩後、山頂に向け出発する。
此処から山頂まで約750段の石段が続く
石段は狭く、多くの登山者で大渋滞^0^)
道の脇には疲れからか多くの人が休み
三合目の売店 四合目の売店
三合目の売店 四合目の売店

五合目の売店 益々道は混雑している。歩くこと30分程で
山頂が見えてくる。山頂には思いの外
多くの人々が居る。日の出の予定時刻は
5時50分頃。今は5時過ぎなので未だ
暫く時間がある。山頂では結構風が吹き
寒い。日の出を見るのに最適な場所を

探し、石垣の高みで風を避けながら
御来光を待つ。既に星はオリオン座から
天の川の中の、はくちょう座に、シリウスの
南には日本では見難い、りゅうこつ座の
一等星、カノープスがカテリーナ山に
沈み初めると次第に空は明るくなり
六合目の売店
五合目の売店 六合目の売店

七合目の売店 最後の売店(八合目) 改めて人の多さに驚く。^0^)予定の時刻を
過ぎてもなかなか日の出が見えない?
地平線に少し雲が掛かっているようだ
6時を過ぎた頃、漸く太陽が顔を覗かせる
一堂大歓声が沸き上がり、見る見る辺り
一面朱に染まる^0^)右手にはエジプト一

高いカテリーナ山が荒々しいその独特の
姿を現し、日の光が、山肌の一本一本迄
照らし出す。周りを見渡せば草木一本
生えていない赤茶けた岩山が、見渡す限り
続いている。すっかり明るくなった山頂を
後に、先程迄見た別世界を目に焼付け
七合目の売店 八合目(最後)の売店

下山に掛かる。が、狭い山頂に
これ程までの人々が居たのかと思う程
急な石段は大渋滞^0^)登る時には
見えなかった荒涼たる風景に屡々足を
止めながら、砂埃が舞う道を下る。

遙か下方に聖カテリーナ修道院と糸杉が
見えると、シナイ山頂は見え無くなった
修道院の前には土産物店や郵便局が
並びタクシー乗場もある。此の後朝食を
取るため一旦ホテルに戻り、一休み後
聖カテリーナ修道院の見学に向かう。
遙か東のアラビア半島から登る朝日 シナイ山頂に建つ三位一体教会

クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
シナイ山頂の夜明け・正面に見えるのはエジプト一高いカテリーナ山(2642m)

下山時には列をなして あの、鞍部を越えると 行儀の良いラクダ
人もラクダも一休み 麓から見るシナイ山 聖カテリーナ修道院

クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
シナイ山頂から・見渡す限り特異な形の岩山が続く

クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
シナイ山山頂から360度わいどびゅう

シナイ山って? 十戒(出・エジプト記;20.3_17)
アラビア語でジャバル・ムーサ
(Jabal・Moosa)と云い標高2358m
(多くのガイドブックには2285mと
書かれているが本当は2358m!?)
旧約聖書で神がモーセに十戒を
授けた山で在ろうと云われている

山頂には三位一体教会とモスクが
仲良く建っている。此処はユダヤ教
キリスト教・イスラム教の聖地

山頂では夜間非常に冷えます。
下山時は強い日差しで眩しい。
帽子・防寒着・サングラス必携!

八合目迄ラクダで1.5h位で登れます
料金は20〜30$位です。


  その他詳しくはエジプト観光局
 
【1】貴方には私を於いて他に神があってはならない

【2】貴方は如何なる像をも創ってはならない

【3】貴方の神、主の名をみだりに唱えてはならない

【4】安息日を心に留め、此を聖別せよ

【5】貴方の父母を敬え

【6】殺してはならない

【7】姦淫してはならない

【8】盗んではならない

【9】隣人に関して偽証してはならない

【10】隣人の家を欲してはならない
 homeに戻る