情熱と太陽の国・スペイン 2006.11.13〜20  

第1日目 関空〜ヘルシンキ〜バルセロナ 第2日目 バルセロナ市内観光〜バレンシア
第3日目 バレンシア観光〜アリカンテ観光〜グラナダ 第4日目 グラナダ市内観光〜ミハス観光〜セビリア
第5日目 セビリア〜コルドバ観光〜ラ・マンチャ〜マドリッド 第6日目 マドリッド市内観光
第7日目 マドリッド〜ヘルシンキ 第8日目 ヘルシンキ〜関空

イベリア半島最後のイスラム国家・コルドバ《W》 SPAIN Indexへ

グアダルキビル川の対岸からローマ橋、メスキータ、アルカサル セビーリャのホテルを後にして高速道路を直走ります。直ぐに街並みは
途切れ辺り一面見渡すかぎりのオリーブ畑。オリーブはオレンジと共に

スペインを代表する産物です。1時間少しでコルドバに到着しました。
先ずはグアダルキビル川の対岸からローマ橋、メスキータ、アルカサルの

建物が見渡せる場所でバスを降り撮影タイム、簡単な解説の後直ぐに
バスに戻り、メスキータの城壁近くでバスを降りる。お天気は昨日と
打って変わり見事な青空^^)やはりこうで無くっちゃ写真が映えないよね。
バスを降り城壁に沿って石畳の道を歩くと観光馬車が客待ちしています。
メスキータはモスクにしては非常に高い塀に囲まれています。此れは
イスラム教とキリスト教との数世紀に渡る政権争いの結果だろうか?
アプローチは免罪の門。モスクのファサードにしてはやけに小さい?
此れもレコンキスタの結果、キリスト教によって改造された故の出来事

門を潜るとオレンジの中庭。中庭の一角にはアルミナルの塔が建ち
オレンジの木が沢山の実を付けていますが、この木は観賞用なので
食べる事は出来ないそうです。アルミナルの塔の手前からモスクの
中に入りますが内部は、ほの暗いが目が慣れるととても広い空間が
高い城壁に囲まれたメスキータ
紅白の馬蹄形アーチ 広がっています。そして眼の前には赤と白の二色のレンガが組まれた
馬蹄形アーチが854本も連なる"円柱の森"見事なアーチがズット奥迄
続き、ほの暗いモスク内部をより幻想的な雰囲気に包んでいる。そして
驚きは広いモスクの中央には、何とキリスト教の祭壇。それも目映い

ばかりに黄金色に輝き異彩を放っている。此は最初に教会だった地に
モスクが建てられ、更にレコンキスタ完了後に一部が教会に替えられた
複雑な歴史の産物。まあ、そのお陰で現在迄残っているそうですが^^)
次なる驚きはモスクの天井や馬蹄形アーチが、大胆にも取り壊され
高い天井を持つマヨール礼拝堂や紫檀:黒檀で作られた合唱隊の席に
替えられた場所。イスラムの地味だが高い文化や芸術性を持ったモスクに
煌びやかで豪華なキリスト教会。二つの宗教観の違いが如実に現れていて
とても興味深い建物です。薄暗いモスクを後にしてゾロゾロと狭い路地が

続くユダヤ人街に向います。白壁の家々が軒を連ね細い路地が幾つにも
分かれては合流し、一人では元に戻るのさえ困難な街角^^)やがて行き着く
先は白壁にズラリ鉢植えが吊された"花の小路"でした。突き当りのパティオ
から振り返るとアルミナルの塔が真昼の太陽に照らされ白く光っています。
花の小径
ユダヤ人街 パティオに向かい合う場所にはスーベニールショップや革製品の店が
並び、白壁には鉢植えの代りに陶器の小皿等が飾られたりしている。
"花の小路"の袋小路を戻り、ユダヤ人街の一角にあるレストランで待望の
昼食。メニューはトルティーヤ(スペイン風オムレツ)でした。食事後は

土産物屋が建ち並ぶユダヤ人街をブラブラとメスキータの方に戻ります。
免罪の門前の土産物店でトイレ休憩を済ませバスに戻ります。此処から
いよいよ最終目的地マドリッドに向けて凡そ400km
の道程を駆け抜けます
勿論、一気に駆け抜けるのではありません^^)途中ではセルバンテス作
ドン・キホーテの舞台。ラ・マンチャ地方、風車で有名なコンスエグラに!!

メスキータ(コルドバ聖堂)へはこちらから 花の小路とユダヤ人街へはこちらから

コルドバって?

アンダルシア州コルドバ県の県都
人口は約32万人

756年に成立した後ウマイヤ王朝の首都
その中心がメスキータだったそう。
10世紀頃に繁栄し西方イスラム文化の
中心地として発展したが1236年
レコンキスタによって陥落後、改宗



   その他詳しくはスペイン政府観光局
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