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ドン:キホーテの舞台・ラ・マンチャ《X》 SPAIN Indexへ
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コルドバを後にしてアンダルシア街道を北上、辺りの丘陵はひまわり畑で 夏になると、辺り一面黄色い絨毯を敷詰めた様な景色が見られるそうだが 今は、その面影さえ見当らない。やがて急峻な山裾を抜けると平坦且つ 荒涼たる風景が広がります。時には一面のオリーブ畑の中を突っ切ります。 そう、此処は"セルバンテス作""ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ"の舞台 ラ・マンチャ地方です。"ラ・マンチャ"とはアラビア語で"乾いた大地"の 意味。凡そ2時間余りでセルバンテス縁の町、プエルト・ラピセに到着 此処プエルト・ラピセはキホーテが騎士の称号を受けた旅籠が在ったと |
される村で、。作家セルバンテスが何度も泊まった旅籠が残る町です。 今は土産物店兼レストランに成っています。小さな町の彼方此方にドン・ キホーテの像が建ち、町外れの丘の上には3基の風車も残っていますが 物語の中でキホーテ主従が城だ、いや旅籠だと言い合った所だそうだが そのモデルになったと言われる建物は一体何処なのか見当りませんね。 プエルト・ラピセを後にして一路北へ向いますが徐々に太陽が西に傾き 果たして明るい内に、コンスエグラの風車群を見る事が出来るのか?、と 心配するが、程なく左手、小高い丘の上に風車のシルエットが見えて来る |
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此処、コンスエグラは人口僅かに10000人足らずの小さな町。素焼きの 陶器やサフランの産地として有名。風車の建つ丘へは町中の狭い路地を 抜け、町の北側から曲りくねった道を登り詰めます。麓から見える風車の 姿形からは想像出来ない程大きくて驚きです^^)バスは突き当りの広場に 止まり急いで降ります。何しろ太陽はもう直ぐ地平線の彼方へと沈み始め 真っ白な風車を朱く染め上げているのです。さすがに風車が建てられる 丘です、吹き抜ける風に煽られながらの撮影。麓のコンスエグラの街並や 辺り一面に広がるラ・マンチャの赤い大地が、更に朱く染まって行きます |
そこへ1台の車がやって来て、おじさんが降りてきました。添乗員のH氏 曰く、この方は此処コンスエグラの名物おじさんで、風車を管理しながら 土産物を売っているそうだ。道理でバスの後を急いで追い掛けた訳だ^^) この人がまた変な日本語で話し掛けてきます。男女を問わず"ムスメー" "モウカリマッカ"等と口走ってくる^^)しかし長居は出来ません、今夜の 宿泊地、マドリッド迄未だ1時間以上も走らなければ着きません。急いで バスに乗り込み名物おじさんに別れを告げて出発しました。マドリッドに 着いたのは午後8時前。早速市内のレストランへ直行。今夜の食事は バスク地方の名物"イカの墨煮"ちょっと此方の口には合いませんネ^^) |
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プエルト・ラピセとコンスエグラの風車へはこちらから |
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