奥出雲路:出雲坂根.出雲横田.亀嵩 2006.5.3-4

神話とロマンの里:奥出雲

『神々の古里』と呼ばれる出雲は、古代日本のとある時期に燦然と輝いていていた時期がありました。
やがて大和政権に組み入れられてゆくのですが、その足跡は、元明天皇・和銅六年(713)に出された
勅命の基づき、諸国が編集した地誌がいわゆる「出雲国風土記」に残っています。

そんな奥出雲も今は日本一のループ、日本一のトラスト橋、日本で3ヶ所しかない三段スイッチバック
トロッコ列車"奥出雲おろち号"、松本清張氏の小説"砂の器"の舞台と変貌を遂げています。


詳しい情報は奥出雲町のホームページへどうぞ。

奥出雲おろちループ 奥出雲おろちループ

奥出雲おろちループは、神話とたたらの里
横田町を南北に貫く国道314号沿い
中国山地の分水嶺に位置します。


国道314号の出雲坂根・三井野原間
(区間長6q、標高差167m)を11の橋と
3つのトンネルを使い二重ループ方式で結び
昭和57年(1982)に着工され
平成4年(1992)4月に開通しました。
ループ式の道路としては日本一の規模を誇ります

ループ全体が二重にとぐろを巻く八岐大蛇
(やまたのおろち)をイメージして作られています
奥出雲おろちループ

出雲坂根から高度差167mの急勾配を喘ぎながら登るトロッコ列車おろち号.右は三井野大橋
出雲坂根から高度差167mの急勾配を喘ぎながら登るトロッコ列車おろち号.右は三井野大橋

JR木次線:出雲坂根駅 駅構内には手作り看板が沢山 手書きのスイッチバック図
JR木次線:出雲坂根駅 駅構内には手作り看板が沢山 手書きのスイッチバック図

延命水 此処、JR木次線:出雲坂根駅は日本中で
3ヶ所(他に肥薩線立野:旧夕張鉄道錦沢)
だけと言う三段スイッチバックの在る駅。


左:
駅構内には延命水と呼ばれる湧水が
湧き出ています。駅前にも流れていて誰でも
自由に汲んで持ち帰れます。

右:坂根駅構内のスイッチバックポイント
左が宍道方面.右が備後落合方面
一度駅に入り進行方向が逆になり次駅に
スイッチバックポイント

構内の信号機 左:構内の信号機
列車進入時と進出時に点灯します。
現在の表示は備後落合に向けての出発表示


右:
スイッチバックする様をアニメーションで
お楽しみ下さい。因みに宍道から来た列車が
スイッチバックして備後落合に向う場面です。
スイッチバックアニメーション

クリックするとわいどびゅう
JR木次線:出雲坂根駅(クリックするとわいどびゅう)

出雲横田:亀嵩(かめだけ)
JR木次線:出雲横田駅:珍しい大社造の駅舎
JR木次線:出雲横田駅:珍しい大社造の駅舎

JR木次線:亀嵩駅 亀嵩(かめだけ)
松本清張氏の名作"砂の器"の舞台

この長編小説は1960年から1961年にかけて
読売新聞夕刊に掲載され、TBSテレビ系列で
1962年に放映され 1974年野村芳太郎監督
丹波哲郎 加藤剛 緒方拳 森田健作・・・の
キャストで映画化、その後何度も映像化され
ごく最近では中居正広 渡辺謙 永井大 
赤井英和・・・が記憶に新しいですね。

左:JR木次線"亀嵩駅"この駅は撮影当時の
面影を残しています。

右:
今では駅舎の中は有名な蕎麦屋さん。
中は有名な蕎麦屋さん

湯野神社 湯野神社

左:
此処が父、本浦千代吉と秀夫(和賀英良)
が駐在の三木巡査に保護された場所。
この場所で二人を見付けた事が事件の発端に!!
詳しくは"砂の器"をお読み下さい。

右:
この記念碑は昭和58年に除幕されています。
碑文は松本清張氏直筆だそうです。
砂の器記念碑

オキナ草
オキナ草
絶滅危惧種 オキナ(翁)草 キンポウゲ科  偶然奥出雲で出逢えました。