雪割草に逢いたくて:能登猿山(岬)

雪割草《ユキワリソウ》
雪割草と呼ばれるのは、キンポウゲ科ミスミソウ属のミスミソウ、オオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウを指します。
東北地方〜中・四国地方迄の低山地に見られ、早春、雪を割って可憐な花を咲かせるので雪割草と呼ばれています。
その中でもオオミスミソウは大型で、花色や花姿が変異に富み、江戸時代から愛好されて来ました。
地域により花色も違い、太平洋側は白色系が、日本海側では赤色系や青色系の花が多く見られます。
園芸学上でいう《ユキワリソウ》はサクラソウ科のプリムラ・モデスタ を指し、掲載している花達とは別物です。
これらの『早春植物』は、儚げな地上での姿から《スプリング・エフェメラル》と呼ばれています。
掲載しているキンポウゲ科ミスミソウ属の草花達は【レッド・データ・ブック】に登録されている準絶滅危惧種です。


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能登:猿山岬マップ 能登:猿山(岬)案内

金沢から車で約2時間程北へ走り
朝市で有名な輪島の手前、門前町の
日本海に面した半島の先端に位置し
皆月方面から進めば、灯台近くに
大きな駐車場があります。
駐車場から自然歩道を歩くこと
10-15分程で、大正9年に
建設された猿山灯台に到着します。
猿山灯台から猿山に続く斜面に
雪割草の群生地があります。
此処、猿山(岬)周辺の雪割草は
”スハマソウ”と呼ばれ、花色が
白色から薄桃色.濃赤紫.紅色と
とても変化に富んでいます。

花のシーズンには現地の様子が
ライブカメラでご覧になれます。
奥能登の間垣
奥能登の風景"間垣"家々を屋根まで囲む竹垣、日本海から吹付ける冬の季節風や波飛沫から家を守る為の知恵。

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