フィールドは3年振りの上高地

山行日 2007.2.4
山域 北アルプス:長野県
コース 釜トンネル(60分)大正池(60分)田代池(30分)帝国ホテル
帝国ホテル(120分)河童橋(90分)大正池(60分)釜トンネル
標高差 約200m
総歩行時間 約7.5h

沢渡のタクシー会社駐車場 新しい釜トンネル:左は旧トンネル トンネル内は照明付

山仲間でもある職場の後輩ikeちゃんから冬の上高地に行きたいのでご一緒しませんか?と。それでは
計画しましょうと二つ返事、暫し週間予報と睨めっこ^^)節分の日(土)と立春の日(日)のお天気が良さそう。
土曜日は此方に所用があり行けないので3日の深夜に出掛ける事になりました。自宅を23:00頃出発し
ikeちゃん宅に向い三木東ICから高速に乗りました。中国道から名神道と乗り継ぎ養老SAで休憩。此の

釜トンネルを抜けると 真っ白な世界が 大正池が

後のルートを協議します。距離的には東海北陸道で高山西ICへ向うのが近いのですが、情報板を見ると
ぎふ大和からチェーン規制が・・・!?で、中央道経由で向う事にしました。中津川辺り迄順調だった道も

恵那山トンネルに近付くに連れ吹雪いています。トンネルを越えると益々風雪が強くなり、高速道路は
50km/hの速度規制。それでも岡谷JCTに近づくと随分収まりましたね。長野道塩尻ICから国道19号へ

マイスノーシュー 大正池ホテル:左は冬季トイレ 自然研究路への標識

山形村を抜け国道158号線に向います。奈川渡ダムを過ぎ、左に乗鞍方面を見送り沢渡に到着。予約
していたタクシー会社の駐車場に止めたのが6時過ぎ予約時間は7:15。辺りの景色は地吹雪で真っ白
少し仮眠を取ろうかと思っていると、運転手の方から30分後に他の方と相乗りしませんかと?渡りに舟^^)
と承諾!!急いで支度を済ませ乗り込みました。車は釜トンネル前に停車しゲート前の温度計を見ると

河童橋まで3.9km モノトーンな大正池 研究路の木道

−7〜8℃と意外と高い!?新しい釜トンネル内は照明が点灯していて明るい。3年前に通った旧釜
トンネル内は凍結していて滑り易く危険だったが、新しいトンネルは濡れてさえいない。日曜日だと
言う事で既に沢山の登山者が歩き始めています。トンネル内の勾配は結構急!!、やがてトンネルを
抜けると青空が・・・?の、筈が相変わらず乳白色^^)この先暫くは雪崩の危険地帯!!足早に通り過ぎ

シラビソ林を抜けて 田代池への分岐 霞沢岳

大正池の畔に到着。此処でスノーシューを履き池畔に降り立ちます。晴天ならば大正池越しには
白い噴煙を上げる焼岳の勇姿が望めるのだが・・・!?まあ!!先は長い^^)池畔に延びる自然研究路の
木道の上には70p近くの雪が積っていますが厳冬期にしては少ないよね^0^)冬枯れの木立の中を
田代池に向け雪原を踏締め歩く。分岐を右に少しで田代池。見上げる六百山や霞沢岳の稜線は

霞沢岳の朝
時折吹く強風に煽られて
徐々に空が白くなり始め
朝陽が昇ると一気に青空が
時折吹く強風に煽られて 徐々に空が白くなり始め 朝陽が昇ると一気に青空が
焼岳から西穂高の峰々:田代池から
焼岳から西穂高の峰々:田代池から
田代池から望む焼岳 帝国ホテル分岐 無人のバスターミナル

強風に煽られ雪煙が舞っている。時間的にはもう直ぐ朝陽が昇って来そう?暫し待つ事にします。
時折吹く強風に震えながらも辛抱強く待っている間に、大勢の登山者が続々と集まって来ます^^)
朝の光は徐々に焼岳から西穂の峰々を照らしだし、とうとう霞沢岳の稜線に顔を出し始めました。
すると見る々空は明るみを帯び、白一色だった空や景色が劇的に変化^^)真っ青な空に真っ白な

河童橋と穂高連峰 河童橋 賑わう河童橋

峰々が浮かび上がりました。始めて冬季の上高地に足を踏み入れたikeちゃんも辺りの景色に
ご満悦^^)次なる目的地、河童橋に向けて歩き出します。やがて人気の無いバスターミナルを
過ぎ。歩き始めて3時間半程で河童橋に到着しました。生憎穂高連峰はガスが掛かり明神岳
以外望めないが、もう少し時間が経てば見えるだろうと期待し、河童橋の袂で少しばかり早い

やがて穂高が全容を表し 帝国ホテル 車道もこの通り

昼食にします。昼食中にも続々と登山者がやって来て、河童橋付近は一気に賑やかになり
そろそろ此方は下山に掛ります。河童橋から見上げる穂高連峰も何時しかその全容を表わし
名残惜しいのですが帰りのバスの時間が気になり戻ります。途中彼の帝国ホテルに立ち寄り
夏期には沢山のバスや車が通る道路を歩きます。勿論、道路も雪に埋まっています。しばらく

大正池越しの焼岳 大勢の登山者も下山準備 釜トンネルを抜けると現実に引き戻される^^)

道路を歩き、大正池手前で梓川の河原に降り立ち、朝一番には見られなかった焼岳を勇姿を
仰ぎ見、振り返れば西穂から前穂の峰々もスッキリと望め暫し撮影タイム^^)やがて人々は続々と
下山を開始し始めます。此方も重い腰を上げ後に続きましょう^^)最後の展望場所、からまつ橋から
穂高の山並みを振り返り釜トンネルに向います。バス待ちの間に今朝、同乗した方と一緒になり
再び帰りのタクシーを相乗りさせて頂きました^^)下山後は新島島手前の"竜島温泉"でした。

クリックするとわいどびゅう
大正池から:焼岳から穂高連峰を望む(クリックするとわいどびゅう)

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